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2009.03.25

文書の体裁

雑文が続くときは,ブログネタが行き詰まっているということで (+_+)\バキッ!

文書の体裁がきれい/汚いということについて頓着しない人が少なくありません。審美的な問題ですから,きれいかどうかはその人の感性にも依存するのでしょう。

しかし,印刷業界に人たちが長い歴史のなかできれいと思われる体裁をある程度蓄積していることを考えれば,私たちもその蓄積したものを活用させてもらうべきでしょう。確かに,PCの処理速度上の限界やワープロソフトの制約があることも否定しません。私自身,禁則の設定を自由にできないワープロソフトと格闘したこともありましたし。

ただ,今のようにPCの処理速度が向上したにもかかわらず,ワープロソフトはその処理速度を別のことに利用しようとします。例えば,ワープロ内で表計算ができる,画像編集ができる,等々。その結果,日本語文書の組版方法を規定している「JIS X 4051」に準拠したワープロソフトは非常に少ないように思います(Macでは私が知るかぎり,もう販売中止になってしまったegword Universal2くらいでしょうか)。

ワープロソフトがこのような多機能化を推し進めているのは,私たちがそうした方向を認めているからでしょう。用途ごとにツールを用意するというのは,そうした仕事を生業としているか,よほどPC好きか,でなければ,必要ないと思われているのでしょう。1つのソフトを購入したら,それでいいというのが正直なところなのでしょう。

しかし,印刷業界の人たちが長い歴史のなかで培ってきたきれいな文書を作成するノウハウを,こうした「出来の悪い」ワープロソフトとそれを用いる私たちは破壊しているといってもいいすぎではないでしょう。実際,非常に低コストでダイレクト印刷が可能となり,持ち込んだ原稿がそのまま印刷されます。その結果,職人技であった印刷の体裁を整えるという作業がユーザに委ねられるようになっているのですが,そのユーザはきれいな文書を作る知識を持ち合わせていないというのが現状でしょう。

「JIS X 4051」はこうした職人技を明示化したものであると私は考えています。ぜひこれに準拠したワープロソフトを作成してもらいたいものです。

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